IoT を使って温湿度・気圧をブラウザで確認出来、トレンドとして記録するシステムを作ってみた。
試行錯誤の結果、完成形は部品代として3千円未満にて一応の実装を達成。
詳細については −>こちらを参照!
簡単な理由
理由1 – 高度な集積化
制御ボード上には必須機能として、CPU、メモリ(プログラム用不揮発&RAM)、各種I/O、Wifi モジュール、(USBからの)電源回路等が予め集積されている。
データ転送にWifi を使用しているので、LANケーブル等の接続が必要無く、給電用のUSB ケーブル一本だけが外部接続線となる。
電源がUSB 給電となっているので、スマホ充電と同様に簡単に電源を得られる。
電源モジュールを追加すれば、コンセントへの接続さえ無くすこともでき完全にスタンドアローンでの運用もできる。
理由2 – 機能部品としてのモジュール化
センサやディスプレー等の外部接続部品はハードウェア的に高機能でありながら、使用するにあたってライブラリ化が機能的にされていて、細かい仕様等を知る必要なくハードウェア、ソフトウェア両面において簡単に使用する事が出来るようになっている。
80年代に8Bit コントローラー(8051 ファミリー)で、レジスタのビットを立てたりクリアしたりしてダイレクトにI/O をコントロールしていた経験があるが、現在の環境は雲泥の差!
理由3 – 簡単なインタフェース
ハードウェアのインタフェースでI2C などは高度に簡略化され、ほぼ最小の配線しか必要としない。
ソフトウェア面に置いても、ライブラリで用意された関数を呼び出すだけで似たハードウェアはほぼ同様の手順で使用可能となっているので、コードの切り貼りだけで大部分の実装が完了出来てしまう。
トレンドグラフ
既存のMunin (サーバー監視) WEB ページにて、気温、湿度、気圧の推移を確認できる。
Munin の機能で、各グラフをクリックすれば、日毎、週毎、月毎、年毎のグラフを参照できる。
今回実装キーワード
Arduino IDE 統合開発完了
NodeMCU-32S 開発ボード
ESP32 ESP-32S ESP-WROOM-32 WiFi Bluetooth
BME280 温湿度・気圧センサー
SSD1306 OLEDディスプレイ
ブレッドボード
ジャンパー線
Wifi
Web サーバー
Munin
USB 給電